インタビュー|やなぎちゃん(後編)ピアノ遍歴と再開までの道のり、同僚にピアノを教えるようになるまで

インタビュー|やなぎちゃん(後編)ピアノ遍歴と再開までの道のり、同僚にピアノを教えるようになるまで

タグ: #ピアノレッスン体験談, #大人

最終更新日時: 2023年10月30日

はじめに

お嬢シスによるピアノレッスンを楽しむ人へのインタビューです。

やなぎちゃんは、東北出身で、現在は東京で広報として働くアマチュアピアニストです。

現在会社の同僚にピアノを教えている彼女のピアノ遍歴や、音楽科への進学、そしてピアノを再開するまでの道のりについてお話しいただきました。

さらに、現在取り組んでいる難曲や、ピアノを教えることについても触れています。ぜひ、お楽しみください!

やなぎちゃんプロフィール

💡
東北出身。IT企業で広報として働くアマチュアピアニスト。 8歳からピアノを始め、高校から音楽科に進学。会社員になってからピアノを弾く時間がなくなり、演奏活動やレッスンを10年ほど中断。 2018年からレッスンを再開し、2019年にはヴァイオリニストとコンサートを開催。現在は2人の先生に師事しながら、門下発表会などで年に数回、演奏をしている。 また、会社の同僚にピアノを教えている。

やなぎちゃんのピアノのnoteはこちら

わたしとピアノ|やなぎちゃん|note
音楽のことも積極的に書いています!!
https://note.com/yasuno_o/m/md474d5ae4864

インタビュー

前編はこちら

インタビュー|やなぎちゃん(前編)ピアノ遍歴と再開までの道のり、同僚にピアノを教えるようになるまで - ピアノレッスンライフ
「楽しくピアノレッスンを続けられる」をコンセプトに、ピアノの始め方、先生の探し方、ピアノレッスン体験談、ピアノの選び方、練習の続け方を発信しています。
https://pianolife.online/10b311d2-fb7b-4d53-99ea-1f02747ea122/

弾くだけでなく、教えることも始めてさらに成長した

会社の同僚にピアノを教えているとか。

そうなんです!同僚がFacebookで「ピアノをはじめた」と言っていて、冗談のつもりで「教えますよ」と言ったら本当に教えることになりました。

昔、「ピアノの先生に向いていない」と言われたわたしが、まさか人に教えるなんて。

でも、社会人生活を通じて、何かを人に教えたり、伝えたりすることを学んできたので、なんとかなっていますね。

わかります。私も管理職になって人に教えることが増えたので。

社会人経験がなかったら、「なんでできないの?先週も言ったのに」とか「練習して当たり前でしょ?」ってなってそうです。

ピアノだけやっていると、努力することは当たり前だし、できないことは次のレッスンまでにはできるようにする精神が染み付いているので、どうしても周りにもそれを求めてしまうんですよね。

今だったら、相手のニーズや状況を考えて、「今はここに困ってるんですね。こうしてみましょうか?」とか言えます。大人になりましたね。

人に教えることで自分の成長にもなりますよね。

人に教えることでプラスになることは、自分にもあって。

生徒がやっている曲で、弾きづらいフレーズがあったら自分が弾いてみてあげる、というシーンが結構あって、それで初見力が上がった気がします。

あと、自分が練習していて、なんか弾けないなあ、と思っているところでも解決方法が浮かんでくるようになりました。

都会の大人が、合う先生と巡り会うのは難しい

先生を探す難しさについては、どう思いますか?

田舎や子供の頃は、「あの先生は優しくて良い」とか、「あの先生の生徒はコンクールで優秀な成績を収めている」とか、評判が聞こえてきます。

でも、都会で大人になると、途端にピアノの先生と出会うハードルが上がりますよね。

先生からしてみたら、オンラインレッスンのプラットフォームで見込みのある生徒を見つける、とか、体験レッスンできた人を生徒にするしかない。

生徒側も合う先生を探すのは、結構ハードル高いですよね。個人の先生をどう探せばいいかわからないし、ホームページがしっかりしている楽器店の大人向けの音楽教室に行ってみるしかないだろうな、と思います。

楽器店の音楽教室についてどう思いますか?

個人的には、子供のリトミックや音遊び的な音楽教室は良いと思います。楽しく学べる環境が提供されるのは素晴らしいことです。

最近の音楽教室の状況はよく分かりませんが、指導方法や広告のしかたを変えないといけないのかなと思ったりもします。

ただ、いろんな楽器に触れられるのは良い経験かもしれません。ピアノとか、エレクトーンとか。

あと、先生と合わなかったら気軽に別の先生に変更できたりするのはいいかも。

個人だとどうしても、合う先生か判断するのが難しかったりしますし、合わなかった時に辞めるのも気まずくなりますしね。

時代背景や音楽史の面白さを感じながら、自分のペースでこれからもピアノを続けていきたい

最後に、何が楽しくてピアノを続けられているのか教えてください!

高校の頃はピアノを弾くことが義務でした。一時期ピアノから離れて、再開して良かったと思うのは、時間に追われずにちゃんと勉強できることです。

実技試験やコンクールに追われるプレッシャーがなくなったのも良かったと思っています。自分のペースで音楽を学べるという感じです。

今回、わたしは「死の舞踏」を弾いていますが、ラスボスを倒している感じが面白かったですね。ゲーム感覚でレベルが上がっていくのが楽しいです。

あとは、難しい曲にチャレンジすることになった時は、前に弾けるようになった難しい曲を弾いて、「こんなのも弾けるようになった!だから次もできる」と自分を励ましています。

わかります。あとはどんなことが魅力ですか?

音楽家のことを知ると想像が膨らみます。

例えば、ベートーベンがワインが大好きだったとか、ドビュッシーが不倫男だったとか。「喜びの島」は不倫旅行のときに作られているし。

学生時代は音楽史が好きでした。時代背景なども面白いですね。本番で暗譜で弾くことがスタンダードになったのは、クララ・シューマンの影響だと言われているそうです。おもしろいですよね。

レッスンだけでなく、曲に合わせた本番のドレスやメイクも楽しんでいます。本番では別人のような感覚で、曲に入り込めるようにしています。「死の舞踏」は、死神に出会うイメージで写真を撮ってもらったりしました。

ありがとうございました!これからも素敵なピアノ生活を楽しんでくださいね。応援しています!

終わりに

ピアノを通じて音楽の魅力を再発見し、自分のペースで成長を続けるやなぎちゃんの物語は、刺激的で魅力的です。ピアノを通じて得た喜びや成長を見ていると、音楽の力と情熱を感じます。

これからもやなぎちゃんの素晴らしいピアノ生活が続くことを願っています。活躍を心から応援しています!

この記事を書いた人

お嬢シス

ピアノレッスンライフへのお問い合わせ

ピアノレッスン体験談の投稿、ピアノ教室情報の掲載などを募集しています。

お問い合わせページをご覧ください。

©️2023 お嬢シス