(前編)Chopin: Piano Sonata No.3 Mov.1 Last Lesson

Chopin: Piano Sonata No.3 Mov.1 Last Lesson

タグ: #レッスン日記 最終更新日時: 2023年10月19日

はじめに

note ご指定のページが見つかりません
https://note.com/system_ojo/n/n132c62a4b9a2

noteで書いた記事の焼き直しです。

演奏動画(TikTok見てね)

TikTok - Make Your Day
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https://vt.tiktok.com/ZSNM6v9mB/

埋め込めないのでTikTokで見てください!

経緯

10月のピアノの発表会に向けて猛練習をしています。

ピアノをやっている人はだいたい経験があると思うのですが、「ピアノの先生が隣にいて教えてくれたらなぜか上手に弾ける」現象が起こっています。この現象に名前が欲しい。

しかし、本番は当然ながらステージに1人で立つことになり、隣に先生はいません。練習時には先生の教えを反芻し、自分の身に染み込ませて昇華し、本番では練習のことは忘れて表現に終始する必要があります。

さいきんレッスンの動画を撮って復習する試みをはじめたので、さらに理解を深めるべく、動画と楽譜を見返しながらレッスンでの先生の教えをまとめました。

ピアノの先生が厳しくてレッスンが嫌いだったという人もいるかもしれませんが、私はピアノが他の追随を許さない一番の趣味であり、ピアノの先生ともノリや気が合い、成長するのが実感できるため、毎回楽しくレッスンを受けています。レッスンの楽しさが少しでも伝わればいいなと思います。

ピアノレッスンであるある「歌う」とか「重み」とか、学生の頃は「ピアノの歌うって、なんとなくしかわからない……」「重みってなんや、強さとは違うんか……」と思っていましたが、先生のレッスンを通じて理解が進んだので、そのあたりについても書いています。

文章や中身は先生に監修してもらっています。家族に読んでもらったところ、「素人にはわからない領域」と言われましたが、クラシックピアノ学習者で、曲の完成度を高めたい人向けです。

前提条件

私はクラシックピアノ歴27年です。4歳からピアノを始め、社会人になってからもピアノを続けています。バッハとショパンが好き。ポップスもジャズも嫌いじゃないけどクラシックが大好き。

楽典やソルフェージュなどは社会人になってからさわりだけ。

得意なことは暗譜(というか、暗譜しないと弾けない)。難曲を弾きこなせるようになるのが楽しい。人前で演奏するのは発表会とコンクールで年1くらいです。

一昨年はピアノコンクールの地域予選・地域本選を通過し、全国大会に出場しました。

普段使用しているピアノはKAWAIのハイブリッドグランドNV10S。練習はほぼ毎日1〜2時間くらい。多い時はもっと。

ピアノ購入レポートも書いているのでよかったら読んでください。

今は10月の発表会に向けて、ショパンのピアノソナタを仕上げにかかっています。練習し出してからは2〜3ヶ月くらい。

師事しているピアノの先生は、海外の大学院を主席で卒業し、国際ピアノコンクール3位のご経験のある方です。すごい。

弾いている曲

1849年に撮影されたショパン(Wikipedia「フレデリック・ショパン」より引用)

ショパン

ポーランド出身、前期ロマン派音楽を代表する作曲家。『ピアノの詩人』。

ピアノソナタ第3番 ロ短調 Op.58

第一楽章から第四楽章までで構成されている。今回は第一楽章を発表会で弾きます。

1844年に、ノアンにあるジョルジュ・サンドの住居で作曲され、翌年出版された本作は、ド・ペルテュイ伯爵夫人(Emilie de Perthuis)に献呈された。 本作が作曲された年にはショパンの父ニコラが死去し、その訃報に触れたショパンは悲しみのあまり2週間ほど重病人となったが、その約3ヶ月後に完成させている。 古典的構成美を特徴とし、曲想、規模ともに堂々たる大作である。

Wikipedia「ピアノソナタ第3番_(ショパン)」より引用

マルタ・アルゲリッチ様の素晴らしい演奏があるのでぜひ聴いてみてください。

Марта Аргерих Шопен Соната 3 アルゲリッチ ショパン:ピアノソナタ第三番 아르헤리치 피아노 소나타 3번 나단조 작품번호 58 - YouTube
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先生の教え(練習中編)

なんとなく、譜読み〜仕上げの順です。

①譜読み:声部を分けて全ての音を理解する、優先順位はあるが無駄な音はない

私がやりがちなこと

声部を理解せず、音を理解せずになんとなく弾いて、グチャグチャと音が重なり合い、汚く聴こえる。メロディーを追うのにせいいっぱいで、内声が適当に放られて、厚みがなくなる。例)メロディーがわかればええやろ・・・と思いながら弾く(弾けてない)。

先生の教え

音楽には声部というものがあり、合唱で言うソプラノ・アルト・テノール・バスといったように分かれている。それぞれの声部に役割があり、ソプラノを綺麗に引き立てるためにハモリのアルトなどがいる。無駄な音はないので全ての声部と音を把握すること。音の優先順位はあるので、音量は声部によって差をつけバランスをとる。

この教えを守ると、不思議とそれぞれのパートが引き立て合いながら美しく響いて聴こえてきます。革命が起きました。

②練習初期:強拍と弱拍で音の方向性を変えるが、拍のカウントを気取られるな

私がやりがちなこと

強拍と弱拍を同じように弾き、平坦な演奏。メトロノーム練習をやりすぎて拍を数えてしまう。

先生の教え

四拍子だとすると、一と三が強拍、二と四が弱拍。強拍を強く弾き、弱拍を弱く弾くのではなく、強拍は下に、弱拍は前に、のイメージで。弱拍で緩み、強拍の準備をする。練習の中でメトロノームは使っていいし、拍は心の中で数えてもいいが、本番でカウントに気づかれるような演奏にならないように。

この教えを守ると、演奏に余裕がうまれる気がします。あと、メトロノーム練習は良し悪しがありますね。練習初期はいいんだけどね。

③練習中:フレーズ全体を見渡し、歌いながら弾く

私がやりがちなこと

貫禄ある威厳ある感じの部分で、間違えずに弾けるか、心配な音があるとそれに気を取られ、余計なことを考え、メロディーやフレーズがぶつ切りになり、弱気な感じになる。例)「ソファレシファー(気が抜ける)シードーラー(次の和音はまるか不安だな)ファシドレミファー(あ、和音はずした)ラーソファー(悲しみ)」

先生の教え

ピアノレッスンあるある「「歌う」って何」問題。今の先生から、わかりやすく「歌う」ことを学びました。というのも、「このフレーズ声に出して歌ってみて」「声に出して歌いながら弾いて」「心の中で歌いながら弾いて」と良く言われる。 先生いわく「声に出して歌えたら弾ける、歌えなかったら音を把握していない」。ちなみに鼻歌っぽい感じではなく、ドレミファソラシドと口に出しながら大声で本気で歌う。 「ソファレシファー シードーラー ファシドレミファーラーソファー」までを1フレーズをとして見通し、実際に歌うときの息遣いで、心配事などの些事は忘れて弾くこと。あと、歌うとき同様、腹に力を入れる

この教えを守ると、演奏がクリアに聴こえ、貫禄がでます。長年の「歌う」への疑問が氷解しました。あと、歌いながら弾くと、グレングールド(※演奏中に口ずさむことで有名)になった気分が味わえます。

[HD] Bach's Goldberg Variations [Glenn Gould, 1981 record] (BWV 988) - YouTube
Record from 1981, you can check the so different 1955 recording version here (HD) : https://www.youtube.com/watch?v=YZiX9fJqBqQ&hd=1All the work and material...
https://youtu.be/p4yAB37wG5s?si=zkqHvP3oDNDZFVCM

④練習中:音には、音の方向性、重み(圧力)、長さ、指の角度、鍵盤を叩く速度、鍵盤を弾く前の指の準備などの要素があり、鳴らしたい音を追求する。大事な音は宝物だと思って弾く。小指にとくに気を遣う

私がやりがちなこと

重みをかけて弾くべきところを指の力で弾き、意図しない音の出方をする。出したい音を考えず指の動きの慣れだけで弾く。いちおう鍵盤を押せば音は出るが、音の方向性がわからない、あたたかみのある音が出ない、綺麗にひびかない、次の音との繋がりがないなどのことが起こる。例)ピアニッシモでものすごく綺麗なフレーズを弾くはずが、メゾピアノくらいの音量で引き攣ったキツい音が出てしまう。

先生の教え

ピアノレッスンあるある②『「重み」って何』問題。重みとは単なる指の力ではなく、圧力。キッチンスケールを鍵盤のように見立て、指で押すと理解しやすい。ただ音が鳴るだけでよければ、こんなに多くのピアニストはいない。どんな音を出したいか、どんな音楽を作りたいか考える。単なる指の運動にしない。次にどの音に行きたいか、つながりを意識する。小指はとくに適当になりがちなので、鍵盤を押す前にワンクッション準備することで思慮深い音が出せる。

この教えを守ると、ただ指が動いているというだけではない、意図したきれ〜〜〜な音が出ます。これが思慮深い音ってことなんだ…と感じます。まだまだですが、「重み」のことをおぼろげに理解できてよかったです。

音大だと、最初の一音をひたすらダメ出しされるレッスンとかもあります(私の先生は優しいのでないです)。

先生は、学生時代のレッスンで、最初の1小節を弾いたら「帰れ」って言われたことがあるそうです。厳しい。

⑤練習中:上に上がっていくときは、背中に空間を広く感じ、ふくよかに、余裕を持って

私がやりがちなこと

上に長く上がるスケールやフレーズで、盛り上がりを示そうと思い加速する。速くしようとすると体が前のめりになり、音が詰まり、その後の小節でミスる。

先生の教え

無理に盛り上がるとそのあとがつらい。登ったら降りなければならないが、先に加速すると降りる時に余裕がなくなる。前のめりではなく、背中を広げて空間を感じるようにする。

この教えを守ると、格段に弾きやすく、ミスも少なくなります。体を使うってこういうことなんですね。

⑥練習中:身体を揺らしすぎずに、音は圧力を並行移動させ、音の高さ、緊張感を保つ

私がやりがちなこと

ロマン派だ〜!うっとり!と思って身体を前後左右に揺らす。うっとりどころか、ふわっふわな軽い演奏になる。

先生の教え

身体を揺らしすぎると音がふわふわしてつながりがなくなり、緊張感のない音になる。身体は揺らしすぎず、圧力を並行移動させるイメージで、音の高さ(緊張感)を保ち、フレーズとして成立させる。

この教えを守ると、フワフワな演奏からつながりのある演奏に変わりました。ロマン派=身体クネクネではない。

後編に続きます。

この記事を書いた人

お嬢シス

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