#ピアノの始め方 #インタビュー
2023/10/10
ピアノ教室の体験レッスン、どこが離脱のポイントなのか
ピアノを始める前には、まずは体験レッスンを受けることが一般的です。
この記事では、ピアノ教室の体験レッスンの離脱ポイントについて探ってみたいと思います。
体験レッスンは、ピアノを始める前に教室や講師との相性を確認するために重要な機会です。どのような要素が体験レッスンの獲得や離脱に影響を与えるのか、UXインタビューを行いました。
インタビューした方(ペルソナ: 潜在的なピアノ学習者)のプロフィール
—まず、大人になってピアノを再開したくなるきっかけとかありましたか？
私は、何回かありました。仕事に慣れてきて、お金にも余裕ができた時の話です。
まず、上司がオーケストラに入っていて聴きに行ったら、大人になっても文化系の趣味があるのいいな、かっこいいなと思いました。
また、友達のピアノの発表会に行ったときは、ピアノ弾きたいなあと思ってピアノのレンタルを調べたりもしました。
でも、再開しようと一瞬思っても、体験レッスンを探すところまで辿り着かないですね。
—なるほど、体験レッスンを探す前に、まず思うことはどんなことですか？
仕事しながら練習を続けられないかも、と不安になります。時間に制約があるので…。
ピアノを買っても続けられなくて、インテリアにしてしまったらどうしようという心配もありますし…。また、家にピアノを置くスペースがないという問題もあります。
さらに、働いていると時間がなくて、体験レッスンを探すことに時間をかけられません。最低2,3個は体験して決めたいのですが、いざ体験レッスンに行って、先生が変な人だったら嫌だし、契約しない、断ること自体がストレスなので、なかなか行動に移せません。
また、モチベーションを維持できないかもしれないという不安もあります。
—ありがとうございます。次に、ピアノ教室の体験レッスンを選ぶ際には、どのようなことに注意しますか？
まず、少しだけ調べてみて、スマホから見づらいサイトは見る気をなくします。
電話での連絡は面倒くさいですね。あとは、平日日中は働いているので、夜か土日に連絡したいです。
体験レッスンくらいはシステマチックに予約ができると嬉しいと思います。
また、Google Mapやホームページに口コミがない教室は選択肢から外します。怖いので…。
希望の日程で通えるかどうかと、通いやすい場所かどうかも重視しています。
—体験レッスンに行く際には、どのような点を確認したいですか？
体験レッスンでは、先生の距離感やキャラクター、雰囲気を確認します。先生の距離感がおかしいと判断した場合は契約しません。
教えてもらって「なるほど〜！」と思えるようなアハ体験をしたいです。教えるのが上手い人に習いたいです。あとは、褒めてもらえないのはやる気を無くします。
通う日時の選択肢や柔軟性も重視しますね。あとは、グランドピアノかどうかと、教室に清潔感があるかも気になるかな。
—契約時にはどのようなことに注意しますか？
縛りがある契約は避けたいです。続けられるかわからないという不安があるので、解約金も嫌です。
また、ピアノを売りつけられたくないですね…突然商売っぽくなる感じがして。少なくとも半年くらいは口を出されたくないです。最初は多分レンタルか、電子ピアノを選ぶかな。最近だと契約したら楽器プレゼントとかもありますよね。
あとは、先生が弾きたい曲を弾かせてくれるかも気にしていますね。
—最後に、練習やレッスンにどのようなことを期待していますか？
ピアノって文化的な趣味の代表のイメージで、それによって豊かな楽しい時間を持ちたいと考えています。なので気軽さや楽しさを求めています。
仕事で忙しいと時間の制約があるので、もし練習できないときがあっても怒られたくありません。
また、振り替えや予定の調整が柔軟にできること、キャンセル料がない方がありがたいです。
あとは、的確な指導をしてもらえ、ほどよい成長実感があるといいですね。先生との雑談が楽しくなってくると、レッスンが先生に会える楽しみな時間になって、継続したくなります。
—ありがとうございました。貴重なご意見をお聞かせいただき、大変参考になりました。
いえ、体験レッスンが探しやすくなったら、ピアノももう少し始めやすくなるかも、と思います。ピアノだけに情熱を注ぐわけではないですし、1趣味として考えた時には、私みたいな「昔ピアノをやってて、またやってみたいと思うけど、仕事が忙しくて面倒くさがり」人は結構いると思います。私の回答が何かの参考になれば嬉しいです。
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